2011年05月06日

TDS版ファンタズミック!の感想など…(長文です)

TDS版ファンタズミック!の感想を書いてみたいと思います。
ネタバレが含まれる可能性がありますので、読みたくない方はこれ以上進まないように!
また個人的な見解が多くなると思います。
中には認識の間違っている事もあるかもしれませんので、その点をご了承頂き、お読み頂くようお願いします。
たぶんかなり長くなると思いますので、ご注意ください。

さて、まず最初にTDSのコンセプトとターゲットのお話から。
開園当時から"さあ、冒険とイマジネーションの海へ"というキャッチコピーで、TDLよりも大人向けとしてアピールしてきました。
それは、園内でのアルコールの提供や、キャラクター色を極力抑える、という形で実施されていました。
事実、『アンコール!』や『ミスティック・リズム』等、キャラクターに頼らないショーもあり、ファミリー層よりも大人、特にシニア世代でも楽しめるテーマパークとして、広く認知されました。
スペシャルイベントを例にとっても、"ディズニー・デリシャス・デイズ"、"ホットラテンナイト"、"ドラマティック・ディズニーシー"、"ケープコッド・ジャンボリーナイト"など、開園から5年間はキャラクターに頼らないイベントも実施されていました。
どれもパーク内の景観・雰囲気を大切にし、飲食に重点を置いたイベントで、TDSのコンセプトを色濃く反映した、TDLではなかったタイプのイベントでした。


しかしながら、5周年前後からは各レギュラーショーやイベントはキャラクターの参加が増え、キャラクターグリーティングも各テーマポートで頻繁に行われるようになりました。
ケープコッドのサンパー&ミスバニー、ポートディズカバリーのインクレディブル夫妻、アラビアのスティッチなど、各テーマポートのコンセプトから逸脱していそうな人選も見受けられます。
"サルードス・アミーゴス!グリーティングドック"に始まり、"ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル"などのグリーティング施設が乱立し始めたのも、ここ数年のことです。


5年経ち、当初のターゲット層には浸透したという見方だと思います。
これからはファミリー層も取り込んでいこうと。TDSは次の戦略に移ったという事になるのかも知れません。
なので、このタイミングで"ジャスミンのフライング・カーペット"のような、ファミリーに訴求できる、クラシックなアトラクションを導入していくわけです。
こういったキャラクター重視の動きは、世界中のパークで見られるように思います。
ウォルト・ディズニー・パークス&リゾーツという会社があります。
同社は世界中のディズニーリゾートを総括しており、数年前からキャラクター・アピアランスに重点を置いたマーケティング体制に移ってきたようです。
海外のどのパークを見てもその傾向はあります。
アナハイムのバグズ・ランドやカーズ・ランド、パリや香港のトイストーリーランド、そしてフロリダのファンタジーランドがディズニープリンセス中心にリニューアルされている事。
映画のキャラクターと直接触れ合う事が出来る場所、それがディズニーパークスであり、その触れ合いがもととなり、キャラクター商品の購買やファン形成へとつながると考えられています。

ですから、パーク内にキャラクターが増加傾向にあるのは、当然の流れと言えるわけです。

だいぶ前置きが長くなりましたが、『ファンタズミック!』について書いていこうと思います。
いつものように賛否両論のようですが、概ね、オリジナルを見た事のないゲストからは絶賛の声が、オリジナル好きなゲストからは否定的な声が聞かれるようです。
実際、自分もアナハイム版、フロリダ版の両方を観ています。
オープニングの照明タワーがだんだんと上がってくるシーンが大好きです。
目の前で繰り広げられるピーターパンと海賊たちのアクションは迫力満点でドキドキしました。
マークトウェイン号のキャラ大集合と、ミッキーの瞬間移動、そして"Some Imagination , Aha!"の台詞は感動を最高潮にしてくれました。
(どちらかといえば、フロリダ版よりアナハイム版が好きという事になるかと思います。)


結論から書きますと、"ファンタズミック!"という名を借りなければ、最高のショーだった。
オマージュとして、『FANTASMIC!』のテーマ曲や台詞の使用は歓迎します。
最初から『FANTASMIC!』をベースにTDSの為に再構築した別名のショーだと、言い切ってもらえたら、大絶賛していただろうと感じました。
つまり、"FANTASMIC!"ではないわけです。
"ファンタズミック!"と言うか、"ふぁんたずみっく!"みたいな感じです。

舞浜では無理だろうと思っていたウォータースクリーンは、案の定、本当にオマケみたいな使い方。
キーバージやミッキーのコスに象徴される、『FANTASMIC!』にはない程の『魔法使いの弟子』の押し方。
13号橋の低さ故、やはり分乗となったフィナーレのキャラ達。目の前に来ないキャラも大勢…
ステージ(バージ)との距離があるので、いまいち迫力と言うか、臨場感に欠ける点。
そして例の歌詞付きのアレ。"イマッジネィッション♪イマッジネィッション♪"って押し付けがひどすぎます。
個人的には最後の決め台詞も日本語訳希望。「ちょっとした、想像力さー。ハハッ!」ってミッキーが可愛らしく言えば、萌えたかもしれない。


オリジナルを知っているが故に、比べてしまいます。
LEDビジョンやビデオバルーンの使用は、舞浜向きで良いアイディアだと思います。
日本では知名度の高くない『ジャングルブック』のシーンも健在だし、水上を這う蛇のカーも登場し、オリジナルを踏襲しています。
スティッチやシンデレラなど、国内での人気キャラを出してくる辺りは、冒頭に述べたように、時代なのかなって納得もします。
本当にワンデーを始め、オリジナルを知らずに見るゲストは楽しめるんだと思います。
事実、初日に隣にいた家族は「凄かったね!楽しかったね!綺麗だったね!」って連発してました。
"BraviSEAmo!"がキャラ色なしで、感情に訴えかけるような内容でした。
大人のゲストの観賞に耐えられる、"大人のディズニー"の代表格であったわけです。

5周年以降、それを脱却しファミリー層にアピールする形でキャラクターの露出を増やしているのは、前途の通り。
そう考えると、このショー内容は妥当であり、むしろ子供から大人までを魅了する、最高のファミリーエンタテイメントなんだって実感させられました。

しかし、『FANTASMIC!』ファンからすれば、やはり"FANTSMIC!"ではないという印象が尾を引いてしまう訳です。
だから、そこだけが激しく残念なんです。
1つのショーとしては、とても良く出来ていると思います。
目覚ましい技術革新と良く練られたストーリー。
最近稀にみる、とても完成度の高いショーです。
360°で観賞が出来ない点、良席が3ドック側に集中してしまう点を除けば、これこそが"BraviSEAmo!"と呼ぶに相応しい、最高のショーなのかも知れません。


長々書いてしましました。
もし、最後まで読んで下さった方がいたら、心よりお礼を申しあげます。
ありがとうございました。


最後に心配事を1つ。
TDSのターゲット層が広がった事により、TDSがTDLとの差別化を忘れてしまっている様な気がします。
TDSらしさを大切にしていって欲しい。
昔に戻れとは言わない。そんな事、出来っこないんだから。
でも守るべき物を守り続ける事は、出来るはずです。
TDSの良い所を失わないように、パークを作って行って欲しいです。

posted by ダーク at 13:54| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | Dな話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えっらそうに何語ってんの?
ディズニーシーの「ファンタズミック」はファンタズミックでいいじゃん!

そうやってすぐ海外版と比べやがって!!!
Posted by こyd at 2012年05月26日 15:01
じゃあお前がやってみろ
Posted by knFlksJH at 2012年08月31日 12:09
私はimagination songにめちゃくちゃ感動しました(ノД`)・゜・。
歌詞の意味とか、本当に最高です!!!

っていうか、ディズニーの曲はどれを聞いても鳥肌が立ちます…(´▽`*)

あくまで私の意見ですが。
Posted by shellie at 2013年09月26日 00:06
海外のディズニーに行ったことはありませんが
ものすごく説明がわかりやすかったです!
否定的なコメントがありますが、
気を落とさないでくださいね!
Posted by chibita at 2013年11月16日 00:09
本場で、ファンタズミックを見ましたが、やはり、感動するけど、古いし、物足りなさがあります。SEAの方が、スケール大きくて、感動しましたよ。最新に進化した形ですよ。
Posted by    at 2014年10月21日 21:03
とても分かりやすかったです!(* ̄︶ ̄*)
本場の良さも取り入れつつも我々のニーズに沿って
日本のファンタズミックは作られたのですね。
私は本場のファンタズミックは動画でしか観たことがないのでぜひ本場の素晴らしさも味わいたいです。
Posted by かみゆ at 2014年12月23日 01:51
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